アンドリュー・クオモ前ニューヨーク州知事がいてくれたら

正月からの相次ぐ災害、事故への日本のリーダー達の対応も観て、コロナ初期のニューヨーク州知事アンドリュー・クオモ氏が毎日行っていた記者会見をなつかしく思い出した。ワクチン実用化前で、コロナ蔓延になすすべもない状況。ニューヨーク州でも数多くが毎日命を落としていた。そんな中、クオモ知事は100日以上連続で記者会見を開き、随時状況を説明し、記者の質問に丁寧に答えていた。 彼のコロナ対策に対しては、ロックダ…
コラム・私論

スタートレック科学監修者が薦めるAI時代のジレンマを予見するエピソード

Star Trek’s Science Advisor Reveals The Real Astrophysics On Screen (Science Friday) SFテレビ番組スタートレック の科学監修担当の天体物理学者が、質問に答えるエピソード。 スタートレックは、初代でカーク船長を演ずる役者(William Shatner)が嫌なので、ほとんど観ていない。このインタビューを聴いて、 "…
AI

ロシア : インスタで反戦運動をしたとして逮捕された大学生が亡命するまで

Inside Russia’s Crackdown on Dissent: An Update (New York Times) インスタで反戦運動をしたとして逮捕、何とか亡命した19歳のロシア人の大学生が亡命するまでを追った続報。彼女が国外に出たことで安心したが、ロシア国内には彼女のように反戦を唱えた逮捕者が多数いる。彼女が、センサーをつけられ軟禁された時の記事はこちら。   &nbs…
政治・経済

バナナがコモディティになるまでの歴史を振り返る

 There Will Be Bananas (NPR Throughline) バナナプランテーションの歴史と米国の関係を振り返るポッドキャスト。コロンブスからチキータバナナの起源、United Fruit Companyまで遡る。(2020年1月9日エピソードの再放送) コスタリカの鉄道開発とそれに付随して始まったバナナ栽培。米国での市場開拓の話。ブランテーション労働者(多くが海外からの出稼ぎ…
政治・経済

削減対象になっていない軍事関連のカーボンフットプリント

The Military’s Carbon Footprint Is A Hidden Cost Of Defense (Science Friday) 軍事用途のカーボンフットプリント推定に関するエビソード。気候変動を抑えるための排出量に軍事用途をほぼ考慮していないことの問題を論じている。推定によると、世界のグリーンハウスガス(GHG)排出量のほぼ6%が軍事関連の活動から生じているという。…
環境・気象変動

ジョーク : 南軍旗のヒジャブを被らせ、パレスチナ系母親をヘイト犯罪から守る

Woke Flat Earthers | Malik Elassal | Stand Up Comedy (YouTube) レバノン系カナダ人(現在は米国在住?)の Malik Elassalの漫談(Standup Comedy)のネタが皮肉が効いていて面白かった。ヒジャブを着け続ける母親がヘイト犯罪に遭わないように、南軍旗のヒジャブや、尖がったKKKマスク風のヒジャブを被せようというジョークに…
政治・経済

イスラエル軍の自国民人質誤射がガザに対する姿勢を変えるか?

Israeli military says its troops shot and killed three hostages by mistake (The Guardian) イスラエル軍がハマスに人質に捕られていた3人の自国民を誤射し、射殺したことを公表。イスラエル国民に大きな衝撃を与えている。3人は白旗を上げ、上半身裸で武器を持ってないことをアピール、ヘブライ語で助けを求めたにもかかわらず…
コラム・私論

集めたデータの偏りにより生成AIには差別が内在

'If you have a face, you have a place in the conversation about AI,' expert says (NPR FreshAir) 「AIに食わせてるデータめちゃくちゃ偏ってそうだよなと。人間にしても白人のデータがメインなんじゃなかろうか」という投稿を読んで思い出したのが、この記事。 MITメディアラボの黒人で女性の研究者が、顔認識のAI…
AI

米国の親パレスチナ運動批判にマッカーシズム/赤狩りを想起

Is a new McCarthyism punishing pro-Palestine speech at US universities? Our panel reacts (The Guardian) 米国大学キャンパスにおける即停戦を求める親パレスチナ運動を「反ユダヤ」的とする過剰な反応に、1950年代のマッカーシズム/赤狩りを連想したのは、私のような年寄りだけではなかったみたい。…
コラム・私論