IT・科学

米国:助成削減により、科学系教育や研究職がすべてのレベルで不安定に

トランプ政権以後、助成金のカット、凍結が相次ぎ、新規だけでなく、進行中の複数年プロジェクトまでが先が見えない状況になっている。研究室では助手やアシスタントが職を失い始めている。予算不足のため、多くの大学院は学生、教員の両方を縮小を始めている。カットは医学を含む科学のあらゆる分野にまたがり、新しい研究職を見つけるのは至難だ。国立科学財団(NSF)によると、若手の研究者を育成する政府助成は最大で78%…
IT・科学

ウクライナ:ロシアのドローン攻撃を古い魚網で防御

ロシアからドローン攻撃を受けているウクライナの東の前線で、魚網がドローンを捕まえために使われている。それらは、北極海近くの港から使い古しの網が届く。スウェーデンの非営利団体はデンマークなどとも協力し、今年250トンの網を提供した。動くモノすべてを標的として攻撃してくる大量のロシア軍ドローン、縫い合わされた網目の細かい魚網がプロペラを絡めて攻撃を効果的に妨害する。ロシア軍はワイヤレス通信を妨害してド…
IT・科学

AIのやらかす粗相の修正に新たなビジネスチャンス

AIのおかげで仕事が増えたという広告系ライターのお話。企業がホームページや広告などのコンテンツ作成にAIを利用することが拡大しているが、その結果はあまり満足のいくものではないようだ。経費削減のつもりでAIを使ったが、様々な問題に突き当たり人間の専門家に最初から再依頼する羽目になり、余計にお金がかかることも。例えば、コピーライティング(キャッチコピー)。現在のAIはごく基本的なありきたりなキャッチコ…
AI

不法移民狩りICEの動きを追跡するアプリは違法?

不法移民取り締まりを行うICE(移民・関税執行局)の動きを匿名で投稿、共有できるアプリ「ICEBlock」のダウンロードが激増している。4月に公開された後、24万人以上のユーザーがいて、iPhone向けアプリで人気3位だ。半径8キロ内のICEの動きを共有できる。トランプ政権は、このアプリの開発者とアプリを紹介したCNNを起訴すると脅かしている。法律専門家は、このアプリに関して違法性はなく、開発者を…
IT・科学

イーロン・マスクのスターリンク、半年で衛星472機が大気圏再突入

イーロン・マスクの衛星通信サービス、スターリンクがFCCに提出した報告書によると、昨年12月から5月の間に472の衛星が軌道から離脱し大気圏内に突入、燃失した。衛星個々が800キロ前後で、その50%がアルミニウムであると想定すると、毎日1トン程度のアルミが燃えていることになる。これは自然現象で推定されるアルミの量の3倍にあたる。(カナダ、レジーナ大学の天文学者、サマンサ・ローラー教授の投稿を参考)…
IT・科学

英国:ChatGPTの公開以来、未経験者向け求人が1/3減少

Number of new UK entry-level jobs has dived since ChatGPT launch – research (The Guardian) 2022年11月にChatGPTが投入されて以来、英国における新卒、インターン、その他の学位のいらない未経験者向け求人が、1/3近く減ったことが求人サービス会 Adzuna の調査により判明した。それらのエントリーレベ…
AI

日本が消し去ろうとしたアイヌの言葉、AIで蘇えるか?

Can AI speak the language Japan tried to kill? (BBC News) 北海道が日本に併合された1870年にはアイヌ語を話す人々が15,000人いた。だが、日本政府の様々なアイヌ語を学校等で禁止する政策により、現在アイヌ語を母国語とする人々は350人と推定されている。2019年日本政府は法的にアイヌを先住民として認めた。そして今、いくつかのプロジェクトが…
AI

トランプブランドのスマホT1、「米国製」の触れ込みをコッソリ削除

The Trump Phone no longer promises it’s made in America (The Verge) トランプ一族が創業する携帯キャリア「Trump Mobile」の象徴として発表された金色のスマホ「T1」。発表時には「米国製」であることを強調していたが、その後業界専門家などから、「国内製造部品での組み立ては無理」、「中国製スマホに別のケースを被せたものだろう」な…
IT・科学

自動運転タクシー、Waymoは夜間の騒音で迷惑、住民が対抗手段

Residents say Waymo robotaxis are driving them mad. Can AI and humans coexist? Googleの親会社が運営する自動運転タクシー、Waymo。ロサンゼルス地域で300台が運用されているが、地元住民の評判は悪いようだ。Waymo が発する夜間のビープ音の騒音被害への対抗手段として、サンタモニカでは一部住民が、タクシーのセンサ…
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