環境・気象変動

米国:小型原子炉SMRの設計を認証

U.S. Approves First Small Nuclear Reactor Design (Science Friday/Podcast) 米国原子力規制委員会は、昨年12月末、小型モジュール炉(Small Modular Reactor:SMR)の設計に初の認証を与えた。小型原子炉は、直径15フィート(約4.6メートル)の筒形のケースに収まり、工場で生産可能。また、強制冷却装置を必要とし…
環境・気象変動

フランス:思いもかけず昆虫の養殖が盛んになったわけ

How France became the unlikely home of the insect-farming industry (Nature) フランス東部ドルにある世界最大規模の3兆匹のミールワームを育てる昆虫養殖場のレポ。増え続ける世界の人口へのたんぱく質の供給源としての昆虫食が注目されている。従来の食肉と比べ、食用の昆虫はより高栄養なたんぱく質を提供できる。100グラムのミールワーム…
環境・気象変動

米国:サーモン保護のため、EPAがアラスカ州ぺブル鉱山開発を阻止

EPA may have dealt final ‘nail in the coffin’ to Alaska’s Pebble Mine (Washington Post) 米国環境保護局(EPA)がサーモンなど漁業資源の保護のため水質浄化法(Clean Water Act)を適用し、公式にアラスカ州ブリストル湾近くにあるぺブル鉱山開発を阻止。プロジェクトはトランプ政権下、そして今回のバイデン政…
環境・気象変動

米国:インフレ削減法で優遇される太陽熱や風力など再生可能エネルギーが、石炭火力発電所より経済的に

US renewable energy farms outstrip 99% of coal plants economically – study (The Guardian) 米国においては、石炭を燃料として使う発電所の99%より、新しく太陽熱発電や風力発電などの再生可能エネルギーで発電するほうが経済的であることが最近の分析でわかった。 Coal Cost Crossover 3.0: Loc…
環境・気象変動

英国:首相のプライベートジェット短距離利用に「セレブかよ」と批判

Flying shame: the scandalous rise of private jets (The Guardian) 英国では、富豪のスナク首相が列車でも行ける短距離の国内移動にプライベートジェット使うことに環境保護の観点から疑問の声が上がっている。政府は、2050年までにカーボンニュートラル達成という目標を公式に掲げている。 ヨーロッパの環境保護団体、Transport & …
環境・気象変動

砕氷船の騒音が北極圏の生物に悪影響、規制を求めるイヌイット

Inuit warn of ‘rock concert-like’ noise from ships affecting Arctic wildlife (The Guardian) 温暖化の影響で氷が解け、航路が拡がった結果、海中の騒音汚染が急速進んでいる。カナダ極北地域で暮らす民族イヌイットが、北極圏野生生物の保護のため、騒音規制の必要を訴える。イッカクとワモンアザラシなどの漁で生計を立てるカ…
環境・気象変動

スペイン:気象変動と無関心が伝統的サフラン農業絶滅の淵へ

Climate crisis and neglect threaten Spain’s saffron crop (The Guardian) 100年前には年間140トン収穫し、世界最大のサフラン生産国だったスペイン。その品質は今でも世界最高水準だとされる。しかし、1970年までに生産量は年間70トンにまで縮小。2022年には450kgと推定されている。その一方で、イランは年間200~250トン…
環境・気象変動

米国:蠣の貝殻リサイクルで海岸線を護る

How eating oysters could help protect the coast (BBC/Video) 米国ルイジアナ州の水位上昇が進む海岸線の湿地帯で、食べ終えた蠣の貝殻を袋詰めにして敷き詰め、全長2.4㎞の自然の堤防がすでにできた。ある地元レストランでは蠣の貝殻はすべてリサイクルする。海岸線を侵食や地域の水害を防ぐだけでなく、貝殻が稚貝の生育を助けたり、野鳥や魚を引き寄せ、地域…
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