メキシコ:麻薬犯罪組織の地雷使用が拡大、兵士や民間人犠牲者急増

Soldiers and civilians are dying as Mexican cartels embrace a terrifying new weapon: Land mines (Los Angeles Times)

メキシコの麻薬犯罪組織による新兵器「地雷」の敷設により、取り締まりにあたる軍や通りがかった民間人などにも犠牲者が増えている。ハリスコ州とやミチョアカン州の州境周辺など麻薬カーテルの活動が盛んな地区では、手榴弾ランチャー、爆薬を積んだドローン、マシンガンの砲塔を取り付けた防弾使用ジープなど強力な武器が使われてきたが、地雷の使用は最近のこと。専門家は、長期間内戦状態の南米コロンビアのゲリラ戦法が爆弾づくりに詳しい外国人傭兵によりもたらされたと見る。メキシコ軍の公式記録によると、2012年8月から23年7月までに17州で2241個の地雷が除去されている。