ほとんど知られていない生成AIの大きな環境コスト

Generative AI’s environmental costs are soaring — and mostly secret (Nature)

先日のダボス会議で、OpenAIのCEO、サム・アルトマンが「AI業界はエネルギー危機に向かっている」と認めた。これは研究者たちがだいぶ前から言っていたこと。アルトマン氏はさらに「次世代のAIシステムは予想以上の多くのパワーを必要とする。画期的な解決策がない限り、そのエネルギー需要に対応する闘いが始まる」と。

「核融合」がエネルギー需要への答との期待もあるが、今世紀半ばに来るかも知れない地球温暖化の危機には間に合わないと多くの専門家は考えている。

生成AIを活用する検索には、これまでの検索の4-5倍のエネルギーが使われると推測される。2月にえど・マーキー上院議員(マサチューセッツ州選出民主党)らが、AIの環境負荷を評価するための法案を提案した。法案が成立するかどうかわからない時点だが、業界の自主的な報告や協力に頼る内容のため、その実効性は不明。

MARKEY, HEINRICH, ESHOO, BEYER INTRODUCE LEGISLATION TO INVESTIGATE, MEASURE ENVIRONMENTAL IMPACTS OF ARTIFICIAL INTELLIGENCE

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