米国:高齢化進む連邦公務員、世代交代が必要な時期だ
02/08/2023
Opinion The federal workforce is aging. It’s time for a new generation. (Washington Post)
アメリカ国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長や連邦政府のコロナ対策の主任顧問として活躍したアンソニー・ファウチ博士らによる論説記事。
政府関連の労働力の高齢化に対して警告している。30歳以下の労働者の割合が一般の労働市場では20%なのに対して、連邦公務員では7%にしか過ぎない。しかも、2025年には全体の31%が退職可能な年齢に達するという。
我々の民主主義が将来に向けて、活気のある強いものであり続けるために、政府は、若く、理想主義で、いろいろな技能をもつ多様な若者を雇用して、彼らが働き続けたいと思う環境を提供する必要がある。
そのためには、1)各省庁がインターンシップをさらに拡大・活用し、良い人材を見つけなければならない。2)時間のかかる選考過程を見直し、民間企業に横取りされないようにする。3)大学キャンパスなどで民間企業並みの採用活動を。4)議会は時代遅れになった給与や報酬制度を見直し、先端分野でも民間並みに魅力あるものにする。