Inuit warn of ‘rock concert-like’ noise from ships affecting Arctic wildlife (The Guardian)

温暖化の影響で氷が解け、航路が拡がった結果、海中の騒音汚染が急速進んでいる。カナダ極北地域で暮らす民族イヌイットが、北極圏野生生物の保護のため、騒音規制の必要を訴える。イッカクとワモンアザラシなどの漁で生計を立てるカナダ北部のバフィン島のイヌイットは、イッカクを見かけなくなった。彼らはその理由は船舶が出す騒音にあるという。専門家によると、北極海を通過する砕氷船は1隻で、海中でロックコンサートが行われているような騒音を出すと指摘する。その影響で海洋哺乳類が群れの生存に不可欠なコミュニケーションがとれる範囲が狭くなり、生息域を奪われている。