米国:トランプ前大統領、Facebookアカウント凍結解除を要請

Donald Trump prepares for his return to Facebook and Twitter (NBC News)

2024年の大統領選出馬を表明しているトランプ氏陣営が、Facebookの運営会社Metaに凍結されている自分のアカウントの復活を書面で要請したことがわかった。

「Facebookのアカウント凍結は、開かれた議論を大きく妨げ、歪めるものだ」との書面で主張している。トランプ陣営はこの件について訴訟をちらつかせてはいないが、表現の自由の重要性を説き、Meta社幹部とアカウント復活を話し合う面会を要求している。

FacebookとTwitterは、2年前の議会襲撃事件後トランプ氏のアカウントを凍結した。Twitterはイーロン・マスク氏の買収後凍結を解除したが、トランプ氏はまだ1度もツイートしていない。限定的な凍結状態にあるFacebookのアカウントについては、襲撃2年経ってからその処遇を再検討するとしている。

トランプ氏に近い関係者によれば、Twitterへの復帰は、「いつ、どのようにか」という段階にあるという。また、Facebookについては、連邦下院で共和党が過半数を獲得したことで、連邦法のソーシャルメディアに関する規定を使いMeta社に圧力をかけることが可能になったという。

トランプ氏は自身が運営するSNS、Truth Socialにおいて、Facebookでは許されないような陰謀論を含む内容の投稿を続けている。しかし、Truth Socialのユーザーは、480万人にすぎず、Twitterの8800万、Facebookの3400万と比較すると、その影響力は格段に小さい。