米国:2022年、再生可能エネルギーが石炭を超える

US carbon emissions grew in 2022, even as renewables surpassed coal (New York Times)

コロナパンデミックの影響で2020年に大きく減少した米国の温室効果ガスの排出量だが、2022年はリバウンドし、1.3%の増加に転じた。排出量はコロナ前の水準には戻っていないものの、再生可能エネルギーが、過去60年間で初めて、石炭由来の発電量を超えた。調査会社ロジウムグループ(Rhodium Group)の推定によると、石炭由来は20%、風力、水力、太陽光などから22%。調査の著者は、「コロナの影響を除くと、予想通りの長期にわたる構造的衰退を示すグラフ曲線だが、十分なスピードだとは言えない」とコメントしている。