ダボス会議期間中、プライベートジェット排ガス量は4倍
01/13/2023
Private jet emissions quadrupled during Davos 2022 (The Guardian)
2022年の世界経済フォーラム(ダボス会議)の開催期間中、参加者が乗り付けたプライベートジェット1040機により、1週間で車35万台分の二酸化炭素が排出された、との計算結果をオランダの環境コンサル CE Delftが発表。これは通常時のプライベートジェットからの排ガス量の4倍にあたるという。世界各国の指導者や実業界リーダーたちがスイスのスキーリゾートに集まる会議では、経済にとどまらず、環境問題も取り上げられる。しかし、彼らの乗り物がCO2の増加を招いているとは皮肉だ。
今年11月開催のCOP28議長にアラブ首長国連邦(UAE)の国営石油会社トップのジャベル氏、という発表が波紋を呼んでいるのとは、次元が違う話かもしれないが、様々な国際会議については参加者の交通手段を含めて、カーボンフットプリントにも十分考慮することが求められる。内容次第だが、リモートでも十分な会議もありそう。