参政党は極右で反移民であるだけでなく、ユダヤ資本も非難

さきの参議院選挙で15議席獲得の大躍進した参政党のリーダー、神谷宗幣は「反ユダヤ」ではないと言うが、選挙期間中に配られたパンフレットには「ユダヤ系金融業者がコロナに対する恐怖を焚きつけ利益を上げた。参政党は、日本をユダヤ資本に売ることはない」と書かれている。同党は、トランプのキャッチフレーズを真似た「Japanese First」を使って支持を集めてきた。

神谷氏のYouTubeチャンネルでは、マスク着用やワクチン接種など公衆衛生施策に反対し、世界のリベラルエリートたちが日本の安全保障と伝統文化を弱体化させようとしているという陰謀論を展開する。今月初め、記者会見に出席したユダヤ人記者によると、神谷氏は「反ユダヤ(antisemitic)」ではないと主張する。その根拠として、「ユダヤ人の友人がいて、日本イスラエル親善協会の会員でもあった。そのため、ユダヤ人の傀儡と批判されたこともある」と。
Japan sees wins for far-right anti-immigration party that denounced ‘Jewish capital’ (The Times of Israel)

Editor's noteイスラエル最大の英文オンラインニュースサイト、The Times of Israelの記事。中道左寄りといわれています。「XX人の友人がいる」だから「反XXでない」という言い訳よく聞きますね。トランプもシャイロックが暗示する意味を知らないと、とぼけましたが、この辺りもよく真似しているというか、似ているというか。