日本:鯨肉の自動販売機に動物権利運動家から非難

Campaigners criticise Japan firm selling whale meat from vending machines (The Guardian)

鯨肉への関心を高めるため、捕鯨船を持つ共同船舶は、東京の2か所に鯨肉販売所を開店。自動販売機でアイスランドから輸入した様々な鯨肉部位や缶詰の販売を始めた。共同船舶では、安価でない商品ながら、反響は大きく、予想をはるかに超える売れ行きと話している。自動販売機では1000~3000円の商品が扱われている。

クジラとイルカの保護協会は、「少数だが影響力のある政治家と捕鯨業界の利権が、捕鯨継続を推進している。今回の動きは、農水省が2年後を睨んで、日本の捕鯨割り当ての拡大を狙ってやらせたものだ」と非難する。

Editor's noteここからがこの記事の肝。

自動販売機は、反捕鯨は「西側の帝国主義的食文化観」だとの立場の保守派の政治家にの後ろ盾で業界が始めたキャンペーンのひとつ。彼らは江戸時代からのクジラを食べる伝統を守る必要があると主張している。しかし、2012年の調査によれば、日本人の88%が過去1年間に鯨肉を購入していない、と答えている。