英国:移民により記録的な人口増加

イングランドとウェールズの人口が今年6月までの1年間で70万人増えたと国家統計局(ONS)が発表した。これは1949年に統計を取り始めて以来、2022から23年の82万人強に続いて、2番目の増加。その約98%が海外からの移入民によるもの。移民を除くと1/3の自治体で人口が減少している。リフォームUKのリーダー、ナイジェル・ファラージ(Nigel Farage)氏は「生活の質という面からは、誰もにとっても壊滅的。公共サービスに大きな負担となり、さらにコミュニティーを分断することになる」と語る。一方、与党労働党の内務大臣は、前保守政権の国境政策の実験が原因で、労働党政権が進める外国人熟練労働者受け入れの最低賃金を上げ、学生や駐在員が家族を呼び寄せることを禁止する新規制で流入は減少するという。ONSは2028年までに純移動率(net Immigration= 移入民-移出民)は34万人に低下すると予測する。
Immigration fuels record population growth for second year running (Telegraph)

Editor's note 保守系新聞の記事を取り上げてみました。こういう見方も報道されていることを知っておく必要はあるので。

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