インドネシア:ワンピースの海賊旗が反政府運動のシンボルに
08/07/2025
人気の日本のアニメ「ONE PIECE」に出てくる海賊たちが持っている麦わら帽子を被ったどくろの黒い旗が、インドネシアの独裁色を強める政権に反対運動のシンボルとして使われているという話。昨年秋に当選した元軍人、プラボウォ・スビアント大統領が軍隊の役割を拡大するなどして、2月には大規模な反対デモも起きたインドネシア。海賊旗は、大統領が8月17日の独立記念日に国民が赤と白の国旗掲揚するよう求めたことに対しての抵抗の印だ。旗は出入口に掲げられたり、車に取り付けられたり、壁画にも描かれている。
インドネシアで全世代に大人気のONE PIECEの旗が使われたことで、「これまでと異なったユニークな方法で政治問題に対する関心を高めることになった」と地元国際問題研究者は語っている。さらに、政府高官が、アニメの旗が国を二分し、国家安全保障に対する脅威になる示唆したことが逆効果となった。アニメ主人公モンキー・D・ルフィの自由を求める生き方に共感する反対運動は盛り上がりを見せている。
How a cartoon skull became a symbol of defiance in Indonesia (BBC News)
アニメOne Pieceはほとんど観ていないので詳しい背景はわかりませんが、日本のアニメ文化が外国の政治運動に影響を与えているのは興味深い。
This flag is a Gen Z’s symbol of liberation?