ベネズエラのシニア・リトルリーグチーム、Cacique Maraが先月ラテンアメリカ代表権を得たにもかかわらず、サウス・カロライナ州で行われるシニアリーグワールドシリーズの決勝トーナメントに出場できなくなった。理由は米国が選手とコーチにビザを発給しないため。ワールドシリーズは毎年13から16歳の選手により、米国内6チームと海外6チームで争われる。Cacique MaraのSNS投稿によると、ビザ申請のため面談を受けた選手とコーチは移民局員により発給を拒否されたという。

6月にトランプの大統領令により、国家安全保障上の理由から、12か国市民の入国が禁止され、さらに7か国の市民の入国が制限された。主要なスポーツ大会への参加に関しては、特例措置での入国が認められているものの、ベネズエラは制限を受ける7か国に含まれる。国務省は移民局の判断を調査中という。この大統領令により、キューバのバレーボール代表チームもビザの発給を拒否された。
Venezuelan youth baseball team denied travel visas to U.S. for tournament (New York Times / The Athletic)