出生率世界最低の韓国では不妊治療が大人気

世界最低の出生率の韓国ではIVFなどを行う不妊治療クリニックが大賑わい。2018から2022年の間に行われた不妊治療は20万件で50%増加した。昨年、ソウル市内で生まれる子供の6人に1人の母親が不妊治療を受けていた。韓国の出生率は、2018年に0.84、2023年に0.72と減少を続けたが、2024年に0.75とほんの少し上向きに。だが、人口を維持するためには2.2が必要。韓国の少子化については、家父長的制度から生じる子育てをほぼ任される女性の負担、仕事と子育ての両立、教育費などが挙げられている。若い世代にとって、子供ひとりでも育てることが大変な環境だ。家族を持つ夢を遅らせることも多く、初産平均年齢は33.6歳。韓国政府は、IVFに110万ウォン(12万円弱)、卵子凍結保存には200万ウォン(21万円強)の補助金を出している。それでも自己負担も重く、IVFの1回での成功率の半数以下。さらに不妊治療クリニックの大混雑も。

In the country with the world’s lowest birth rate, fertility clinics are booming (BBC News)