米国:助成削減により、科学系教育や研究職がすべてのレベルで不安定に

トランプ政権以後、助成金のカット、凍結が相次ぎ、新規だけでなく、進行中の複数年プロジェクトまでが先が見えない状況になっている。研究室では助手やアシスタントが職を失い始めている。予算不足のため、多くの大学院は学生、教員の両方を縮小を始めている。カットは医学を含む科学のあらゆる分野にまたがり、新しい研究職を見つけるのは至難だ。国立科学財団(NSF)によると、若手の研究者を育成する政府助成は最大で78%削減される。学生数は学部から大学院博士課程まで、今の95,700人から2026年度には21,400人にまで減少の可能性がある。その結果、若手研究者の海外流出が避けられない状況だ。ECは、米国から科学者招く「Choose Europe For Science」というプログラムを作り、5億ユーロ(約860億弱)の投資を計画している。
‘It’s a nightmare.’ U.S. funding cuts threaten academic science jobs at all levels (Science)