ヨーロッパ首脳は大人? トランプをおだてて事なきを得た?
06/27/2025
NATO summit: ‘How far should one go to accommodate Trump, who makes no secret of his disdain for Europeans?’ (Le Monde) (有料記事)
オランダ、ヘーグで行われたNATO首脳会談において、宮殿ハウステンボスで歓迎されるなど、米国トランプ大統領は最大限の「おもてなし」を受け、ご満悦で帰国したようだ。欧州各国は防衛費の増額を約束、2035年までにGDPの5%を目標とすると表明したが、ウクライナ情勢は後回しにされ、とにかくトランプの機嫌を損ねないことを優先しているように見えた会談となった。
関連記事へのリンクを置きましたが、それがいいか、悪いは別として、欧州首脳はトランプを操るすべを知り、そのルールブックに従ったようです。まるで、赤子をあやす親のように。
“America’s back. Daddy’s home”、マルク・ルッテNATO(北大西洋条約機構)事務総長に「とうちゃん(Daddy)」と呼ばれたことを記者会見で訊かれて、まんざらでもない様子のトランプ。ルッテ氏は後で「Daddy」について「小さな子供が米国に対して、『これからも私たちの側なのか』と訊いた」ようなものと説明しているが。私にはやはり、欧州の政治家の方がトランプの扱いがうまいと感じたが… どうだろう。
BBC にこんなクイズが、Weekly quiz: Who called Donald Trump ‘daddy’?
もひとつおまけ。The Guardianはこんな記事。The Donald laps it up as Nato leaders compete to shower him with sycophancy「sycophancy」= ごますり、へつらいという意味。