日本:人種にもとづくプロファイリングが密かに蔓延

混雑した駅でドレッドヘアーの黒人男性を呼び止めた警官は「経験からドレッドヘアーの人はよく麻薬を所持しているので」と丁寧に説明する。日本育ちの英語教師、アロンゾ・表側さんは、Youtubeビデオで日本とバハマのハーフである彼の経験を紹介している。

少子化により外国人労働力を必要とする日本は、その極端に制限的な移民政策の見直しを迫られいる。人種によるプロファイリングは問題として目立ってきた。外国人労働者、留学生、混血の住民が増えていくなかで、伝統的に均一的社会だった日本では、よそ者に猜疑心が根深い。外国生まれの住民への警察の差別に対する最初の訴訟が制度的問題を浮き彫りにした。