オーストラリア:Metaのニュース使用料の延長拒否に政府が反発

Meta on collision course with Australian government after announcing end to journalism funding deals (The Guardian)

FaceBookとInstagramの親会社Metaは、オーストラリア政府に対し、ニュース配信対する対価支払いに関する契約の延長に応じず、オーストラリアと米国で、4月にはニュースタブを廃止する意向を明らかにした。ニュースタブはすでに、英国、ドイツ、フランスでは昨年廃止されている。

Metaは、「これらの国々では、ニュース記事提供者と新しい契約を結ばず、今後ニュース発行者に向けの製品を提供の予定はない」と説明する。これに対し、オーストラリアのアルバニージー首相は、「メディアが機能するためには、適切な資金が必要。ジャーナリズムは重要で、無料で利用すべきものではない」とコメントした。政府は、世界的にも規模が大きく、多大な利益を上げている企業には、コンテンツに対して対価を支払う義務があるとの立場から、現行のメディア法( Media Bargaining Code)の下で可能な対策する立場を表明している。