イスラエル、国連職員10.7奇襲参加の裏付けを未提出

Israel yet to provide evidence to back UNRWA 7 October attack claims – UN (The Guardian)

12人の UNRWA(国際連合パレスチナ難民救済事業機関)職員が10月7日のハマスのイスラエルへの奇襲攻撃に参加したとの疑惑を通告後1カ月になるが、イスラエルは疑惑を裏付ける証拠をまだ提出していない。このイスラエルの主張により、16か国がUNRWAへの資金提供を停止したにもかかわらず。

OIOS(国際連合事務局内部監査部)は1月末から調査を始め、水曜にアントニオ・グテーレス事務総長に中間報告を提出。報告書を見た複数の外交関係者によると、1月にイスラエルが最初に発表した疑惑以上の裏付けとなるような証拠は含まれていないという。国連広報は、調査が進行中であり、イスラエル側に追加の裏付け情報の提供を求めていると認めた。

OIOS報告書のニュースを受けEUは、UNRWAに対する資金提供を再開を決め、直ちに5000万ユーロ(約81億円)を拠出し、調査終了と改革を確認後、3200万ユーロ(約53億円)を追加すると発表した。