カナダ : 大学キャンパス自動販売機に顔認識機能見つかる
02/26/2024
A Vending Machine Error Revealed Secret Face Recognition Tech (Wired)
カナダのウォータールー大学のキャンパスに設置されたM&Mのスマート自動販売機に顔認識機能が搭載されており、利用者の許可なくデータを収集していたことが学生のRedditへの投稿をきっかけに明らかになった。学生の反発を食らった大学は、顔認識機能を停止し、大急ぎで自動販売機を撤去している。
投稿には、顔認識プログラムがエラーを吐いている写真が添付されていた。大学新聞記者の調査により、販売機の販促用パンフレットに「自動販売機が、すべての利用者の推定年齢と性別を送ることができるー利用者の許諾の必要なく」という記述が発見された。カナダでは以前にもショッピングモールに設置されたキオスクが顔認識を使用し、許可なく500万人以上のデータを収集していたことが、プライバシー委員会の公式調査で明らかにされ、すべてのデータ消去が命じられたという。
一方、自動販売機のコンサルタント会社 Invendaは、「写真やイメージは保存しておらず、個人を特定できない。モーションセンサーを使い顧客の顔を認識したとき時に購入用インターフェースを起動する」と仕組みを説明。さらにGDPR(EU一般データ保護規則)に完全対応していると主張する。