ドイツ : 大麻合法化する法案成立するが、購入は面倒

Germany legalises cannabis, but makes it hard to buy (BBC News)

Cannabis will be legal in Germany — within limits (Deutsche Welle)

ドイツ議会では大麻の嗜好用利用を認める新法が成立した。この法律では18歳以上なら、携帯するなら25グラムまで、自宅保存なら50グラムの大麻保持は違法ではなくなる。4月1日より、公共スペース(学校やスポーツ施設付近では禁止)において大麻吸引が合法化される。

保健相によれば新法は、ブラックマーケットを縮小し、組織犯罪の資金源となることを防ぐ、不純物などに汚染された大麻から喫煙者を守るという目的がある。

ただし、細かい規定により入手にはかなり煩雑な手続きが必要。非営利の会員制クラブ「cannabis social clubs」が栽培と流通を行う。個々のクラブは定員500人で、ドイツ住民に限定。また、個人については各家庭で3株までの栽培が許される。結果として、大麻を継続的に大量消費する愛好家にとってはいい法律だが、時々買って使うような利用者にとっては、面倒になりそうだ。

議会保守派は来年政権を奪回したらこの法律全部を廃止する意向を示している。

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