英国 : 食べ残し持ち帰りで解雇の出稼ぎ労働者を組合が支援

Common practice’ to take leftovers, says cleaner (The Guardian)

清掃員が、法律事務所会議室の食べ残しの300円もしないツナサンドを持ち帰ったとして、清掃サービス会社から解雇された。エクアドル国籍でスペインから2008年やってきたシングルマザーのガブリエラ・ロドリゲスさんは労働組合の支援を受け、不当解雇だとして労働審判廷に訴えた。

ロドリゲスさんによれば、清掃スタッフが食べ残しを自分たちのランチ用に持ち帰るのは、「普通に行われていた」という。彼女が所属するUVW(United Voices of the World)は、移民や不安定な労働者を代表する草の根労組で、彼女の解雇は差別的であると主張し、清掃会社に対し抗議行動も始めた。また法律事務所側も、この件で正式に苦情を入れておらず、清掃会社に彼女を処分しないように求めている。

「組合に入っていないと、不当な扱いをうけても黙って仕事を辞めるしかない。こういうことが続かないためにも、私は声を上げる」とロドリゲスさん。