デンマーク:グリーンランド選出議員、議会でデンマーク語で演説することを拒否
05/13/2023
Greenlandic MP refuses to speak Danish in parliament debate (The Guardian)
デンマークとグリーンランド間のこじれた関係が、デンマーク議会で露呈した。グリーランドを代表するふたりの議員のひとり、アキマティーダ・フーダム(Aki-Matilda Høegh-Dam)議員は、7分間の演説を彼女の母国語であるイヌイット語で行い、議長のデンマーク語で繰り返す要請を拒絶した。
「私の選挙区であるグリーンランドの公用語とされている言葉を話すことが、なぜそんなに不愉快なこととされるのは理解できない」(Aki-Matilda Høegh-Dam議員)
グリーンランドは1953年にデンマーク大国の一部となるまで、デンマークの植民地であり、イヌイット語が公用語だった。デンマーク語は第2言語として、小学校初年度から教えられている。両言語に類似点はない。
1960、1970年代にグリーランドの女性に合意なく避妊リングを装着したことが明らかになったことなどにより、両者の関係は悪化している。2009年にグリーンランドは広範囲な自治権を与えられ、デンマークからの独立も可能となっている。グリーンランド政府は先週、憲法の第一草案を議会に提出している。
Doctors fitted a contraceptive coil without my consent (The Guardian/ 2022-12-8)
中国がチベットの子供を寄宿学校に集め、その言語を奪おうとしている。* 米国、カナダ、オーストラリアなども同化政策の一部として、先住民の子供たちを寄宿学校に強制的に入れて、英語しか使うことを許さなかった過去があります。伝統文化の伝承を断ちたい支配者の典型的なやり方ですね。
Tibet boarding schools: China accused of trying to silence language (BBC News)