長期間放置してましたが、少しづつでも投稿していきたいと思います。
言い訳になってしまいますが、自分の体調や家族の認知症の進行などで、このサイトに時間を割けなくなってましたが、5月の連休でちょっとリセットできたみたいで、またぼちぼち続けて行こうという意欲がでてきました。
そのきっかけの一つがK-POPのFIFTY FIFTYという4人組女性グループの「Cupid」という曲と出会ったことでした。Spotifyのブローバルトップ10に入った頃に初めて聴いて、普段K-POPはほとんど聴かない私ですが、全くの事前知識なく聴いたこの曲が耳から離れなくなりました。それから約1カ月、あっという間に英国でトップ10、米国でもトップ40(最新でビルボード19位)に入る世界的大ヒットとなってます。英字メディアも取り上げ始めてます。
Cupid’s arrow: how Fifty Fifty became the rare K-pop band to pierce the UK Top 40 (The Guardian)
The Little K-Pop Song That Could: How FIFTY FIFTY’s ‘Cupid’ Became a Global Sensation (Variety)
後から知ったのですが、FIFTY FIFTYの所属事務所は大手でないため、大規模なマーケティング予算もなく、TikTok、YouTubeなど中心に草の根的(”viral”という言葉の響きが嫌いなので使いません)に広がっていったようです。そのため、韓国国内よりも海外各国での人気が先行するという珍しい現象が起きています。
FIFTY FIFTYの成功は、限られた資源で最大の効果を上げるビジョンとすばらしい楽曲(もちろん彼女たちの才能も)があれば、資金やコネに頼らなくとも、世界的規模で曲をヒットさせられるという環境があることを示してくれたと思います。強引ですが、そこには日本の絶望的なジャーナリズムの状況も、やり方次第で変えていけるヒントがあるのではないかと。