米国:中国人や中国資本による不動産購入禁止を検討する州が増加、米中関係悪化でさらに加速か
02/08/2023
How U.S.-China Tensions Could Affect Who Buys the House Next Door (New York Times)
New bill would ban certain foreign entities from purchasing land in Texas (The Center Square)
中国人億万長者による空軍基地に隣接する風力発電プロジェクト用の土地買収の後、2020年テキサス州は、中国と直接のつながりのある者がインフラ関連プロジェクトを進めることを禁止した。
そして今年共和党の州上院議員は、禁止の枠を広げて、中国市民や企業による土地や住宅など不動産購入を禁止する法律を提案している。グレッグ・アボットテキサス州知事は、そのような法律が議会を通過するなら、署名する方針を明らかにしている。偵察気球の件での米中関係の悪化、ウクライナ戦争により、中国を始めとする外国資本による不動産所有が、テキサス州だけでなく、フロリダ州やバージニア州などでも政治の争点になりつつある。それは共和党が主導権を握る州に留まらず、民主党が多数派を占めるカリフォルニア州にはおいても、外国人の農地所有に関する制限が可決されている。食料供給に必要な農地は国家安全保障に重大な影響があるというのが根拠だ。
日本からの移民が土地を購入できなかった時代へ逆戻りのような不穏な雰囲気ですね。