調査結果:妊婦のコロナ感染、重病や死亡リスク増

Covid increases chance of grave illness and death in pregnant women – study (The Guardian)

Large new review underscores the risks of Covid-19 during pregnancy (CNN)

妊娠中のコロナに感染した女性は、様々な重病にかかったり、死亡する可能性が高い。米国を含む12か国の1,3000人の妊婦のデータを調べた。

1,3000人中コロナ感染が確認された2,000人について、その3%が集中治療室(ICU)での治療が必要となった。これはコロナ非感染の妊婦の4倍にあたる。また、人工呼吸器が必要になる確率は15倍、死に至る可能性は7倍だった。また、コロナに感染した母親は、早産や新生児の低体重のリスクが高い。これらの結果は、医療サービスの異なる国々でも同じ傾向が見られた。

この調査データはパンデミック初期のワクチン接種が進む以前のもので、ワクチン効果は評価できない。しかし、最近の別の調査では、ワクチンが死産、早産、母親の死や重病にかかるリスクを減らす効果が確認されている。

最新のCDCの調査によれば、米国では約72%の妊婦が最低2回のワクチン接種を済ませている。またすでに、米国では、95%がワクチンもしくは感染からコロナに対する免疫を獲得したと推定されている。