コロナ、RSV、インフルが互いに干渉?

Covid, RSV and the flu: A case of viral interference? (Knowable Magazine via ars technica)

この冬米国で起きているコロナ、RVS(RSウイルス感染症)、インフルエンザの3種の呼吸器感染症流行、通称「トリプルデミック」について、ウィルス相互干渉が起きている可能性を専門家が指摘する。ウィルス相互干渉とは、ひとるのウィルスの存在が別のウィルスを排除する現象。過去2年間の流行状況を振り返ると、コロナがインフルとRSVを妨害したと考えられる、とメンフィスのセント・ジュード小児研究病院でウィルスを研究するリチャード・ウェビー氏は語る。

今冬、北半球ではすでに多くが感染やワクチン接種によりコロナに対する免疫を獲得している状況。一方、RVSやインフル感染は近年減少していた。その結果、RVSとインフルが早期に流行した。秋にまずRVSが流行、その後インフルがピークを迎えた。クリスマス休暇後には、再びコロナ感染の拡大を示すデータが出てきている。