米国:モデルナ、オミクロン対応ワクチンの初期の治験結果を認可検討会で公表せず
01/12/2023
昨年9月のFDAの専門家会議で、モデルナはオミクロン対応の新型のほうが効果が高いというデータを提出。しかし、そのデータは参加者から採った血液中のオミクロンに対する抗体の量を調べたもの(immunogenicity data)で、実際にコロナ感染を防いだかどうかのデータではなかった。ワクチンを接種した参加者がコロナに感染したかどうかを調べた治験において、従来のワクチンを受けた参加者は1.9%が感染。一方、オミクロン対応の新型を接種された参加者のうち感染したのは3.2%だったという。この治験結果は小規模でいくつかの問題があったものの、9月には学会誌に掲載されていた。