新刊:男性が支配するスポーツ界の変革を求めるランナー
01/12/2023
The sports world is still built for men. This elite runner wants to change that (Fresh Air/NPR)
Fresh Airの長距離走で活躍したローレン・フレッシュマンさんへのインタビュー。 フレッシュマンさんはスタンフォード大学時代に何度も5000m走のチャンピオンなり、世界陸上でも活躍した米国のエリートランナー。
新刊はGood for a Girl: My Life Running in a Man’s World。
インタビューでは、女性がエリートスポーツ選手として成長し、そのキャリアを続けるにおける男性と違う点、特に月経を含め、女性特有の健康上、トランスジェンダー選手のことなども話している。
男女のランニングウェアの違いと期待に関する考察。スポンサーとの関係、特にNIKEからヌードの広告を求められて拒否し、代わりにobjectify meキャンペーンで大成功を収めたエピソードは興味深かった。
日本でも女性スポーツ選手の様々な問題が語れるようになってきたのはいいことだ
すぐに思い浮かぶのは、マラソンランナー原裕美子選手の例や、フィギアスケートの村主章枝さんが「現役時代、5年くらい生理が止まっていました」“将来の子ども”か“今の競技”か…指導者になった村主章枝の「伝えたいこと」
フレッシュマンさんの自己の体験を元にしたこの著作は、スポーツでの成功を夢見る中高生に読んでもらいたい。