肥満の危険度が高いのは男性

Why obesity is more dangerous for men (Science Daily)

カナダ、トロントのヨーク大学からの研究報告。肥満関連疾病における性別の違いによる生物的基盤について、解明を試みたところ、マウスの血管を作る細胞において、雄と雌の脂肪組織に大きな違いがあることがわかった。雌の内皮細胞のほうが再生が速い一方、雄は炎症に敏感。高齢の雄の内皮細胞は雌に比べ、炎症を起こしやすい特徴が見られた。この研究は、男性と女性の肥満の表れ方に違いがある理由の理解を助けるほか、肥満を原因とする疾病では理想的な治療が男女で異なる可能性を示唆。