米国:アマゾン、倉庫従業員の突然死を巡り「敬意がない」と抗議高まる

Lack of respect’: outcry over Amazon employee’s death on warehouse floor (The Guardian)

コロラド州のアマゾン倉庫でシフト終了直前に心臓発作で死亡した61歳の従業員の扱いが、あまりにひどいと批判高まる。アマゾン側は否定しているが目撃者によると、事故が現場は大きな段ボール箱で囲われ、他の従業員から見えないようにされた。また、検視官の到着を待つ間、就業中の職員や次のシフトのために出社してきた職員にも何の告知・説明もなかった。匿名を条件に取材に応じた従業員は、「死体の脇で働き続けたことを後から知り、精神的ダメージを受けた。人間の感情を全く考えていない。会社側はその場の従業員に休憩時間すら与えず、カウンセラーも来なかった」会社側は何日も経ってから、カウンセリングに関するチラシを配っただけだった。
‘I’m still in pain’: Amazon employees say climate of fear has led to high rates of injuries (The Guardian)

近年アマゾンでは、多数の従業員の死亡が報告されている。2022年の夏には4件。アマゾンは、負傷事故多発、人事労務管理の不備、高い離職率など職場環境に関して、厳しい調査を受けている。